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2009/03/19

人気企業ランキング

【2010年度】人気企業ランキング

■全日本空輸(ANA)が3年連続で総合1位。
文系女性からの支持が強い全日本空輸(ANA)が、本年は理系女性からの得票も伸ばし、3年連続の総合1位に輝いた。2位は文系と女性のランキングで1位、男性からの得票も伸ばしたJTBグループ。3位には前年2位の資生堂が入った。新たに10位圏内にランクインした企業はパナソニック(14→4位+10)、三井物産(25→5位+20)、三菱商事(22→8位+14)、サントリー(13→10位+3)の4社。

■商社のランクアップが目立つ。
10位圏内に入った三井物産(5位)、三菱商事(8位)をはじめ、住友商事(31→16位+15)、丸紅(61→45位+16)、双日(167→82位+85)など、商社のランクアップが目立つ。特に男性ランキング内の上昇が顕著だった。商社を志望する理由の中でも、「優秀な人材が多く活躍している」、「世の中に大きな影響を与える仕事である」が前年に比べ伸びている。景気低迷による業績悪化の報道が続く中でも、比較的ネガティブなニュースが少ない同業界は、学生が安心して接触しやすい状況だったとも考えられ、早期から社員との接触や、ビジネスモデルの理解が進んでいた可能性がうかがえる。

■「安定・安心」を連想する業界に注目が集まる。
東日本旅客鉄道(JR東日本:34→11位+23)、東海旅客鉄道(JR東海:30→15位+15)の鉄道関連2社が上位に入った。また、商船三井(94→57位+37)、東京電力(83→65位+18)、中部電力(116→87位+29)、西日本旅客鉄道(JR西日本:137→88位+49)など、インフラ関連が全体的にランクアップしている。また、NTTドコモ(57→29位+28)、NTT東日本(東日本電信電話:175→119位+56)などの通信関連のランクアップも目立つ。これらの業界に共通するのは、提供する商品・サービスが生活インフラになっていることと、志望理由の上位に「社会貢献度が高い」という理由が入っていることである。現在の市況から、景気に左右されにくいことや、業績とは別に、社会における企業の存在意義を重視する傾向が強まっていると考えられる。

■報道の影響がランキングに表れた自動車・電機関連業界。
ランクダウンが目立った業界として、自動車・電機関連があげられる。自動車関連では、トヨタ自動車(11→39位▲28)、本田技研工業(29→44位▲15)、日産自動車(73→98位▲25)。電機関連では、シャープ(17→26位▲9)、日立製作所(27→41位▲14)、キヤノン(43→63位▲20)がランクダウンしている。こうした業界は、投票期間(2008年11月〜2009年2月)やその前後に、業績の悪化や、人員削減について報道されたケースが多いことから、学生がこうしたニュースに敏感に反応したと考えられる。

■マスコミ業界のランクダウンにみる、景気動向と学生志向の関連。
ベネッセコーポレーション(4→12位▲8)、電通(5→14位▲9)、集英社(9→21位▲12)など、マスコミ業界のランクダウンが目立つ。同業界の志望理由は「世の中に大きな影響を与える仕事である」「大きな達成感を味わえる仕事である」など例年と変わらない項目が上位に並んでいる。しかし、好況下では影響力や達成感の大きさを感じられそうないわゆる“花形職”に注目が集まるものの、不況下では“まずは安定・安心”という志向にシフトしているのではないかと考えられる。前述したインフラ・通信業界の人気や、「仕事を通じて専門的知識や技術が身につく」が志望理由上位のソフトウェア・情報処理業界もランクアップした企業が目立つ(NTTデータ(99→66位+33)、グーグル(157→130位+27)など)ことからもこの傾向がうかがえる。

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